美浦・奥平雅士 厩舎
■ 調教状況 ■ ジーワンサレブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／１１年募集 しっかりとした腹袋や、ボリュームがあってメリハリの利いた全身の筋肉など、牡馬らしい力感が各部から滲み出したシルエットには好感が持てます。放牧地では素軽い脚捌きや機敏なフットワークを見せているあたりに、本馬がパワー一辺倒というタイプではなく、スピードも兼備した万能の競走馬に成長する素質を持っていることを感じさせます。現在にいたるまで、心身の両面でスタッフを悩ませたことが一度もない優等生ですので、今後の馴致や調教も思い通りに進み、やがてはどのレースでも持てる力を遺憾なく発揮できる態勢がとれることでしょう。母が制した府中のマイルにとどまらず、さまざまな舞台での活躍を夢見たい１頭です。
コイウタの10
牡馬・黒鹿毛・２０１０年３月１９日生れ（美浦・奥平雅士）
生産：社台ファーム・繋養：社台ファーム 全４０口●総額４，０００万円
White Muzzle
*ホワイトマズル
1990 鹿毛Dancing Brave
*ダンシングブレーヴ
1983 鹿毛Lypard Northern Dancer Goofed Navajo Princess Drone Olmec Fair of the Furze
1982 鹿毛Ela-Mana-Mou *ピットカーン Rose Bertin Autocratic Tyrant Flight Table コイウタ
2003 栃栗フジキセキ
1992 青鹿*サンデーサイレンス Halo Wishing Well *ミルレーサー Le Fabuleux Marston's Mill ヴァイオレットラブ
1997 栗毛*ドクターデヴィアス Ahonoora Rose of Jericho *ヴァインゴールド Mr. Prospector Chancy Dance
母：
*コイウタは最優秀古牝馬,５勝，ヴィクトリアマイル-JPN1(芝1600m),クィーンＣ-JPN3(芝1600m),カンナＳ-OP(芝1200m),
菜の花賞-OP(芝1600m),ダービー卿チャレンジＴ-ＧV２着,オーロＣ-OP２着,
桜花賞-JPN1３着,京王杯２歳Ｓ-JPN2３着,産駒
アルティメイトラブ（09 牝 黒鹿 *シンボリクリスエス）未出走
祖母：
ヴァイオレットラブは７戦。産駒
ヴァインドレッサー：１勝。産駒
｜ マスターソムリエ：１勝,現役
マチノアカリ：１勝，現役
ジャイアントビート：南関東(公)７勝，石川(公)２勝,現役
３代母：
*ヴァインゴールド Vain Goldは米国産,米３勝,ガーデニアＳ-ＧV,デムワーゼルＳ-ＧT３着。産駒
コロネーションＳ-ＧU,クイーンエリザベス二世Ｓ-ＧU２着,チャイルドＳT-ＧV２着。産駒
ファントムジェット Phantom Jet：米１３勝,ダンパベイダービー-ＧV,ウッドローンＳ-ＧV,
｜ Heritage S,Ogygian S,Alysheba S,Carry Back S,同２着,同３着,John Hart S,
｜ Sam F. Favis S,パタースンＨ-ＧU２着,Thomas Edison H２着,カウディンＳ-ＧT３着,
｜ エヴァグレイズＳ-ＧU３着,Alabama Derby３着,ヤングアメリカＳ-ＧT４着。種牡馬
ビハインドマスク：１０勝,スワンＳ-JPN2,セントウルＳ-JPN3,京都牝馬-JPN3,都大路Ｓ-OP
｜ 北九州短距離Ｓ-OP,小倉日経オープン-OP,祇園特別,ストークＳ,
｜ マイルチャンピオンシップ-JPN1４着,安田記念-JPN1５着,阪神牝馬Ｓ-JPN2５着,産駒
｜ シュガーヴァイン：３勝,紫川特別,巌流島特別
ゴールドディスク：２勝,アイビーＳ-OP
ゴールドナゲット：３勝,プラタナス賞,津軽海峡特別,すずかけＳ-OP３着,
｜ クイーンＣ-JPN3５着,産駒
｜ シュガートレイン：４勝,大日岳特別,南関東(公)２勝
ゴールリーフ：５勝,千葉テレビ杯
ベルセゾン：３勝。産駒
アグネスアーク：４勝,早春Ｓ,伏見特別,天皇賞(秋)-ＧT２着,毎日王冠-ＧU２着,
｜ 札幌記念-JPN2２着,マイルチャンピオンシップ-ＧT４着
マチカネハヤテ：５勝,伏見Ｓ,石清水Ｓ,中京日経賞
クルトメッシュ 牡４（美）奥平雅士 本賞金 ￥０ 総賞金 ￥２６９ (１６戦 ３- １- ２- １- ３- ６) 地方(７戦 ３- １- １- ２) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 14/12/20 4中京5 500万下 13 三浦皇成 16 57 ダ1200 重 1.14.3 1.2 -14-13 37.0 492 \0 14/10/26 3福島4 500万下 11 黛弘人 12 57 ダ1700 良 1.48.7 1.9 4- 3- 3 39.7 482 \0 14/10/04 3新潟7 500万下 13 石橋脩 14 57 ダ1200 重 1.14.1 2.0 -11-13 38.3 486 \0 14/06/18 5笠松2 Ｂ５組 １ 尾島徹 ２ 56 ダ1400 良 1.28.0 -0.4 6- 5- 4 36.8 490 \140 14/03/13 21笠松3 しらさぎ賞Ｃ２特選(イ) １ 尾島徹 ２ 56 ダ1600 不 1.42.6 -0.2 3- 4- 3 37.6 486 \140 14/02/13 19笠松4 寒椿特別 ３ 尾島徹 ２ 56 ダ1400 良 1.29.3 0.7 4- 6- 4 38.6 485 \19 14/01/23 18笠松4 Ｂ７・Ｃ３組 １ 尾島徹 ２ 56 ダ1400 良 1.29.3 -0.7 4- 4- 4 38.1 485 \130 13/12/29 16笠松3 Ｃ２特選(イ) ５ 東川公則 ２ 56 ダ1400 良 1.30.0 1.2 6- 3- 3 39.1 483 \0 13/12/12 15笠松4 春待月賞Ｃ２特選 ４ 東川公則 １ 56 ダ1600 良 1.44.2 0.3 6- 4- 5 39.0 485 \0 13/11/22 14笠松5 いろり火賞Ｂ６Ｃ３ ２ 尾島徹 １ 56 ダ1400 良 1.29.2 0.0 6- 6- 4 36.9 486 \28 13/09/21 4中山6 未勝利 ４ 松岡正海 ４ 56 ダ1200 良 1.13.1 1.1 -12-11 37.6 480 \600 13/09/01 2新潟12 未勝利 ３ 松岡正海 ７ 56 ダ1200 不 1.12.7 0.2 - 9- 7 37.0 484 \1,200 13/08/18 2新潟8 未勝利 ５ 横山典弘 ５ 56 ダ1200 良 1.13.0 1.5 -10-10 37.7 478 \460 13/06/08 3東京3 未勝利 16 横山典弘 ７ 56 芝2000 良 2.03.9 3.8 2- 2- 5 40.0 494 \0 13/04/27 2東京3 未勝利 ９ 蛯名正義 ９ 56 ダ1400 稍 1.27.7 0.8 -11- 8 37.8 496 \0 13/02/03 1東京4 新馬 ８ 小坂忠士 10 56 ダ1400 良 1.29.4 1.8 - 7- 7 38.7 486 \0
■ 14/12/20 中京 500万下 12月20日(土)中京7R･ダート1200ｍ戦に57kg三浦騎手で出走し、馬体重は前走から+10kgの490kgでした。レースでは、やや遅れ気味のスタートを切ると、行き脚がつかず後方2番手からとなりました。道中は、後方でリズムよく追走し、3コーナー過ぎから外に持ち出すと、馬なりのままポジションを上げて直線に向きました。馬場の外めから前を捉えにかかりましたが、、直線半ばでいっぱいになり捉えることはできず、勝ち馬から1.2秒差の13着で入線しています。 レース後、騎乗した三浦騎手は「ゲート内でピリピリとしていて、若干遅れ気味のスタートとなりました。道中は、スムーズでしたし、終いは手応えがありましたが、追ってからがジリジリとしか伸びませんでした。今日のような脚抜きのいい馬場では分が悪いですね。おそらく、前めのポジションを取れたとしても、決め手の差で厳しいかもしれません」とコメントしており、また、奥平調教師は「節の関係で使えない時期が続いていましたが、しっかり乗り込んでいましたし、状態はよかったです。ジョッキーも言っていた通り、今日のような馬場は合わないですね。ゲートの練習は普段から行っていたのですが、レースの雰囲気にのまれてしまいました」と話していました。 9月に中央競馬に再転入してから、3戦いずれも2桁着順が続いている現状をふまえて、今後の方向性について協議します。 ■ 14/10/26 福島 500万下 10月26日(日)福島･ダート1700ｍに57kg薫騎手で出走し、馬体重は前走から-4kgの482kgでした。レースでは好スタートをきると、好位5番手を追走しました。道中はペースが落ちつくと、多少行きたがる面を見せ、3番手までポジションを上げました。3コーナー過ぎから気合をつけていき、直線で前を捉えようと追いかけましたが、いっぱいになってしまい後退、最後は勝ち馬から1.9秒差の11着で入線しています。 レース後、騎乗した黛騎手は「返し馬の感触はよかったですし、状態は悪くなかったと思います。道中は、多少行きたがる面を見せましたが、外から他馬に捲くられると、落ち着いてくれました。最後まで、諦めることなく走っているのですが、道中掛かっていた影響からか、脚が残っていませんでした」とコメントしており、また、奥平調教師は「前走1200m戦を使った影響からか、行きたがっていましたね。終いは、頑張っているのですが、余力が残っていませんでした。次走は、状態をよく確認しながら考えていきたいと思います」と話していました。 ■ 14/10/04 新潟 500万下 10月4日(土)新潟12R･ダート1200ｍ戦に57kg石橋脩騎手で出走し、馬体重は休養前の笠松出走時から-4の486kgでした。レースでは、五分のスタートから馬なりで中団後方を追走していきました。そのまま道中は脚を溜めて、直線で大外からの追い込みに賭けましたが、目立つような伸び脚は見られず、後方のまま勝ち馬から2.0秒差の13着での入線となりました。 騎乗した石橋脩騎手は「返し馬や道中の手応えは良かったのですが、勝負所から全体のペースが上がるとモタモタしたところがありました。久々の中央のレースペースに戸惑っているような感じでした。もう少し慣れが必要かもしれません」とコメントしており、 また奥平調教師は「途中から流れに乗れていませんでしたね。ジョッキーが話していたように、もう少し中央でのペースに慣れる必要がありそうです。次走への優先権を得ることもできませんでしたので、状態と投票状況を確認しながら次を考えていきたいと思います」と話していました。 ■ 14/06/18 笠松 Ｂ５組 6月18日(水)笠松6R･B5組(ダート1400ｍ)に56kg尾島騎手で出走し、馬体重は休養前の前走から+4の490kgでした。レースでは、一完歩めが伸びあがるような形のスタートで後方からの競馬になりましたが、少しずつ行き脚をつけて道中は中団6番手を追走していきました。3コーナーから徐々にポジションを上げて、好位集団に並び掛けていくとスムーズなコーナーリングで4コーナーをカーブ。直線に入ってすぐに先頭へ立つとそのまま脚色は衰えず押し切って1着でゴールを駆け抜けました。勝ち時計は1:28.0でした。 騎乗した尾島騎手は「追い切りに跨ったときからリフレッシュを挟んで状態が良くなっていることを感じていましたので、久々でしたが自信を持ってのりました。結果を出せて良かったです。だんだんとレースぶりも良くなってきているので、これからも楽しみだと思います。ありがとうございました」とコメントしており、また加藤幸調教師は「休養明け1戦でスンナリ決められて良かったです。ひと息いれたことで硬さもほぐれましたし、使うごとに競馬も上手くなってきましたね。笠松の小回りでも差す競馬がしっかりできるようになりました。この経験はこれからも活きてくると思います。ありがとうございました」と話していました。 これで3勝めとなり、中央競馬再登録の条件をクリアいたしました。今後については詳細が決まり次第お伝えいたします。 ■ 14/03/13 笠松 しらさぎ賞Ｃ２特選(イ) 3月13日(木)笠松11R･しらさぎ特別Ｃ２(ダート1600ｍ)に尾島騎手で出走し、馬体重は前走から+1の486kgでした。レースでは、五分のスタートを切るとやや押しながら先行、前の馬を見ながら脚を溜めて好位3番手で流れに乗りました。道中はやや行きたがる面も見えましたが、騎手が上手く折り合いを付けていきました。定石どおり3コーナーから前を捕らえにいくと、4コーナーでは先頭に並び、直線もしっかり伸びて抜け出しました。後続もジワジワ差を詰めてきましたが、最後は1馬身半のセーフティーリードを保ったまま1着でゴール。ＪＲＡ再登録にあと一つとなる、嬉しい2勝目を飾っています。勝ち時計は1:42.6でした。 騎乗した尾島騎手は「マイル戦ということもあり、前半上手く脚を溜められるかどうかが勝負の分かれ目だと考えていました。上手くいったと思います。こういう競馬ができればマイルでも十分通用するはずです。」と笑顔でコメントしており、また加藤幸師は「今日は騎手が上手に乗ってくれたと思います。次のクラスも1400と1600がありますが、今日の競馬なら1600でも問題ないかもしれませんね。また馬の状態をしっかり確認しながら調整していきます。」と安堵の表情で話していました。 ■ 14/02/13 笠松 寒椿特別 2月13日(木)笠松10R･寒椿特別Ｃ1(ダート1400ｍ)に尾島騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの485kgでした。レースでは、ゲートは五分に出て前走同様逃げ馬の後、内の3,4番手で脚を溜めていきました。もう1頭の人気馬が逃げる展開になりましたが、向正面で早めに後続が外から捲くっていくと前にいた逃げ馬が失速して、3コーナーでは外を回す展開になってしまいました。直線も外から伸びて差を詰めていきましたが、早めに動いてそのまま押し切った勝ち馬から0.7秒差の3着まで順位を上げたところがゴールでした。騎乗した尾島騎手は｢1番人気の逃げ馬との差をあまり広げたくなかったので、1コーナーまで少し出しながら追走したところ、掛かり気味に行ってしまいました。3コーナーでも前の馬が下がって外を回らざるを得なかったですし、直線も差を詰めていましたが、前半掛かっていた分、切れる脚は使えませんでした。すいません。｣と頭を下げてコメントしており、また加藤幸師は｢道中はかなりハイペースになったので、ついて行った分、直線は伸び切れなかったですね。やはり前半はあまり出していかないほうが、終いは脚を使える印象です。｣とレースを振り返っていました。 ■ 14/01/23 笠松 Ｂ７・Ｃ３組 1月23日(木)笠松6R･ダート1400ｍ戦に尾島騎手で出走し、馬体重は前走から+2の485sでした。レースでは、ゲートを五分に出るとすぐに内へ進路を取って、先行馬の後、好位3,4番手の内で脚を溜めていきました。道中は最内でロスなく運び、3〜4コーナーを手応え良くカーブしました。直線入口で馬の間を割りながら内から伸びて一気に先頭に立つと、ゴール前はそのまま後続との差を広げ、最後はここまでの鬱憤を晴らすように3馬身差をつけて、待望の初勝利を飾っています。勝ち時計は1:29.3でした。騎乗した尾島騎手は「返し馬からややテンションが高めでしたので、馬の後ろにつけてリラックスさせながらいきました。すぐに折り合って道中はリズム良くいけましたので、最後はしっかり伸びてくれると思っていました。そのとおりきちんと反応してくれましたね。こちらでチグハグな競馬が続いていたので、やっと結果を出せてホッとしています。ありがとうございました」とコメントしており、また加藤幸師は「まずはひとつ勝てて良かったです。返し馬やゲートで気持ちが入り過ぎているかなと思いましたが、今日は鞍上がうまくコントロールしてくれました。レース後の馬の状態をよく確認して、今後の予定を検討していきたいと思います」と話していました。 ■ 13/12/29 笠松 Ｃ２特選（イ） 12月29日(日)笠松８R・｢めざまし天然水｣新発売記念杯Ｃ２特選(イ)(ダート1400ｍ)戦に東川騎手で出走し、馬体重は前走から-2の483kgでした。レースでは、伸び上がるようなスタートでしたが、少し押して中団につけ、6,7番手を追走していきました。1コーナーで外から他馬に寄られ、接触してしまったものの、態勢をすぐに立て直して、徐々にポジションを上げると、向正面では好位3番手で逃げ馬を射程圏内に入れて3コーナーへ向かいました。しかし、勝負所から手応えが今ひとつで、4コーナーでは前の2頭に差を広げられて直線に入ると、粘り強く脚を伸ばしていましたが、後続にも交わされてしまい、最後は勝ち馬から1.2秒差の5着での入線となりました。騎乗した東川騎手は｢1コーナーでの接触後、ハミを噛んで力んでしまいました。直線、バタッと止まったわけではありませんでしたが、道中で気負って走った分、脚が鈍ってしまいました。すみませんでした。｣と肩を落としてコメントしており、また加藤師は｢思ったよりもペースがゆっくりでしたので、前半で力んだ分が最後の脚色の差に出てしまいましたね。接触もありましたし、スムーズな競馬ができれば違ったとは思いますが…。寒さが厳しくなってきていますので、レース後の状態をしっかり確認しながら、年明けの次走を検討していきます。｣と話していました。 ■ 13/12/12 笠松 春待月賞Ｃ２特選 12月12日(木)笠松12R･春待月賞(ダート1600ｍ)戦に東川騎手で出走し、馬体重は前走から-1の485kgでした。レースでは、五分のスタートを切りましたがスピードに乗り切れず、中団馬群の外6,7番手からの追走になりました。3コーナー手前からジワジワ押し上げて、4コーナーでは一旦先頭に並んでいこうとしましたが、コーナーリングで少し置かれてしまうと、直線もう一度外から盛り返したものの、先に抜け出した勝ち馬から0.4秒差の4着まででした。騎乗した東川騎手は「スタートで前に行こうとしたのですが、外枠ということもありコーナーに入って先行できませんでした。出していった分、正面の直線でも力んでいましたし、最後も勝負どころから手応えほど伸びることができませんでした。チグハグな競馬になってしまい、すいませんでした。」と頭を下げてコメントしており、また加藤幸師は「今日の競馬を見ると、少し1600ｍは長いのかもしれません。コーナーが多く外枠からでは展開的にも厳しかったですね。馬の状態を確認しながらになりますが、1400ｍ戦が使えるところを狙って、年内にもう一走するかどうか検討していこうと思います。」と話していました。 ■ 13/11/22 笠松 いろり火賞Ｂ６Ｃ３ 11月22日(金)笠松8R･いろり火賞(ダート1400ｍ)に尾島騎手で出走し、馬体重は前走9月の中山戦から+6の486kgでした。断然の1番人気に支持されたレースでは、ゲートが開いて反応はしているもののダッシュがつかず、その間に外から一気に前へと入られてしまい、6番手で1コーナーに入りました。中団のやや後ろを追走し、向正面で早めに仕掛けを開始、内から前との差を詰めて、3コーナー過ぎには前3頭のすぐ直後4番手までポジションを押し上げました。手応えを残したまま迎えた直線では、内から2頭めの空いたスペースをつき、外から抜け出しを図った4番人気のライバルとの一騎打ちになりました。最後まで叩き合いは続き、際どい態勢でゴールに駆け込みましたが、写真判定の結果、ハナ差届かず2着に惜敗しています。騎乗した尾島騎手は｢スタートしてハミに乗らないところがありました。押していくとハミを取って、その後は流れに乗ることができました。中央でのレース映像を見て、終いはいい脚を繰り出してくれることを知っていましたが、笠松であれば早めに動いたほうがいいと思い、向正面で仕掛けていきました。笠松入厩直後に比べればコーナーリングも上手になり、うまく前を捌くことができましたが、勝ち馬とは馬場の内外の差でしょう。勝たせることができず申し訳ございませんでした。トモの硬さがほぐれてくれば、さらにスピードの乗りが良くなるはずです｣とコメントしており、また加藤幸師は｢うまくいったと思ったのですが、直線が短いぶんだけ届きませんでした。気持ちの面は随分と落ち着いていました。ここを使って、いい意味でピリッとした面が出てくるはずです。今後については、よく状態を確認したうえで次走を検討していきたいと思います｣と話していました。 ■ 13/09/21 中山 未勝利 9月21日(土)中山6R･ダート1200ｍ戦に松岡騎手で出走し、馬体重は前走から-4の480kgでした。レースでは、五分のスタートを切りましたが、その後の行き脚がなかなかつかず、中団の後方13番手あたりからの追走になりました。3コーナーから仕掛けていき、4コーナーから直線にかけてジリジリと差を詰めていくと、直線は大外から追い込みに懸けました。騎手の懸命なムチに応えて、グングンと鋭い末脚で伸びてきましたが、先行勢の脚色も鈍らず、最後は好位より抜け出した勝ち馬に1.1秒届かず4着に敗れてしまいした。騎乗した松岡騎手は「返し馬の時から前走より捌きに硬さが感じられました。その影響からか前半の芝の部分では自分から行く感じがなくて、ダートに入ると前走では被っても問題なかったのに、前の馬の砂を気にして怯むようなところがありました。3コーナーで外に出すと、ハミを取って直線はこの馬なりに最後まで粘り強く伸びているのですが、前半遅れをとった分、間に合わなかったですね。まだこの先良くなりそうな馬だけに勝たせたかったですが。最後のチャンスをモノにできず、すいませんでした。」と頭を下げてコメントしていました。また奥平師は「最後ということもあって、しっかり調教を攻めてレースに臨んだのですが、前走からの回復も少し時間を要したように見えない疲れが溜まっていたのかもしれません。まだ将来性のある馬なので何とか勝ちたかったのですが、すいません。トレセンに戻った状態をしっかり確認して、今後の方針を相談したいと思います。」と肩を落として話していました。最後の限定未勝利戦で残念ながら勝利を挙げることができませんでしたので、馬の状態を踏まえて今後の進退を検討していきます。 ■ 13/09/01 新潟 未勝利 9月1日(日)新潟2R･ダート1200ｍ戦に松岡騎手で出走し、馬体重は中1週の輸送競馬でしたが前走から+6の484kgと維持できていました。レースでは、五分のスタートからダッシュを利かせて先団のすぐ後ろのグループを追走しました。勝負どころからスピードが上がると、外から差を詰めて6番手くらいで4コーナーを通過、直線では良く伸びてきて1頭ずつか交わしていきましたが、最後は逃げ切った勝ち馬には0.2秒届かず3着まで上がったところがゴールでした。騎乗した松岡騎手は「スタートは速くなかったですが、自分でハミをとってからはスピードに乗れて外から良い脚を使ってくれました。この距離は合いそうですし、次はさらに良いと思います」とコメントしており、また奥平師は「間隔がつまっていても、輸送しても体は増えているようにようやく充実してきているのだと思います。次のラストチャンスで勝てるように頑張ります」と話していました。 ■ 13/08/18 新潟 未勝利 8月18日(日)新潟6R･ダート1200ｍ戦に横山典騎手で出走し、馬体重は休養前の前走から-16の478sでした。レースでは、ほぼ五分のスタートを切ると、無理に行かず先行集団を見ながら、中団9番手あたりで脚を溜めていきました。3,4コーナーで少し外めに出していきましたが、直線はあいた内めからジワジワ伸びてきました。逃げ切った勝ち馬にこそ1.5秒及ばなかったものの、5着と初めて掲示板を確保してくれました。騎乗した横山典騎手は「勝負どころでの反応がやや悪かったですが、やはりこのくらいの距離が合っていると思います。道中はムキになって走るところもなく、最後まで粘り強く伸びてくれました。ペースに慣れてくればさらに差を詰められると思います。馬体は絞れて良くなっていましたね。」とコメントしており、また奥平師は「時期的なものもあって自然と馬体が絞れて良くなっていました。距離適性を重視して前進できましたし、何とか優先権も確保できましたので、トレセンへ戻った状態をしっかり確認して次走を検討していきたいと思います。」と話していました。 ■ 13/06/08 東京 未勝利 6月8日(土)東京6R・芝2000ｍ戦に横山典騎手で出走し、馬体重は前走から-2の494sでした。レースでは、ほぼ五分のスタートを切ると折り合いをつけていくはずでしたが、1〜2コーナーで掛かり気味に外から上がっていき、好位集団の3番手あたりからの競馬になりました。3コーナーまではそのポジションで進みましたが、4コーナーからペースが上がると除々に置かれ気味になり、直線も伸びを見せることができずに、最後は中団から差し切った勝ち馬から3.8秒差の16着で入線しています。騎乗した横山騎手は「スタートはソロっと出たのですが、コーナーで隣の馬と接触すると急にスイッチが入ってしまい掛かってしまいました。芝の走りは悪くありませんでしたが、気持ちの入りやすいタイプですので、その前向きな気持ちを活かすならば短距離のほうが良さそうですね。」とコメントしており、また、奥平師は「距離は微妙だと思っていましたが、芝の走りを試せたのは良かったと思います。レース後の脚元をしっかり見極めてからですが、次走も芝のレースを検討していこうと思います。ただし出走間隔があいていないと出走できませんので、今後は無理せず、一旦山元TCでリフレッシュ放牧を挟む方針です。」と話していました。 ■ 13/04/27 東京 未勝利 4月27日(土)東京2R･ダート1400ｍ戦に蛯名騎手56sで出走し、馬体重は休養前の前走から+10の496sでした。レースでは、スタートで少し頭を上げてしまって若干出遅れたこともあり、無理せず中団馬群の中で折り合いに専念していきました。3コーナー過ぎから外めを徐々に上がっていくと、直線も外から追い込みに懸けました。直線ではジリジリと伸びているものの、切れる脚は使えず、最後は勝ち馬から0.8秒差の9着まででした。騎乗した蛯名騎手は「返し馬の感じも硬さはだいぶん解れてきて、以前よりも状態が良くなっているのは伝わりました。ただテンションは高めでしたので、道中は無理せず控えていきました。直線も来そうな感じもありましたが、やはりまで非力な分、追ってからフラついたりまだ踏ん張り切れない部分がありますね。体質的に弱い部分がありましたが、徐々にしっかりしてきましたので芝を試してみるのも良いかもしれません。」とコメントしており、また奥平師は「脚元もようやく固まってきましたし、レース後の状態を良く確認してからですが、次走は芝レースも選択肢に入れて検討していこうと思います。」と話していました。 ■ 13/02/03 東京 新馬 2月3日(日)東京2R･新馬(ダート1400ｍ)戦に小坂騎手で出走･デビューし、馬体重は486kgと若干余裕はあったものの気持ちは前向きなパドックでした。レースでは、スタートをほぼ五分に出ると行く気持ちを抑えて中団7,8番手で折り合いに専念しました。手応えを残して直線に向き前を追っていきましたが、ジリジリと伸びてはいるものの切れる脚は使えず、最後は逃げ切った勝ち馬から1.8秒差の8着で入線しています。騎乗した小坂騎手は「スタートはまずまず出てくれましたし、自分から行こうという気持ちもありました。陣営の指示もあって抑えていき、素直に折り合いもつきました。道中の手応えは良かったのですが、追い出してからは気持ちは前に行っているもののまだ体が付いてこない感じでしたね。乗りやすい馬ですし、体が伴ってくれば走ってくると思います。」とコメントしており、また奥平師は「道中砂を被っても我慢できていましたし、次に繋がる競馬はできたと思います。レース後の状態をしっかり確認してからですが、まだ全体的に緩いところを残していて体質面も弱いところがある現状ですので、寒いこの時期に無理せず一旦山元TCに戻すつもりです。素質は良いものを持っている馬ですし、温かくなるまでは成長を促しながら大切に運んでいきたいと思います。」と話していました。
